ドック・健診 Medical check
心臓ドックとは

日本人の死因の第1位は悪性新生物つまりガンですが、上位には心臓病、脳卒中といった血管疾患が続きます。ガンに関しては検診が広くいきわたっており、自覚症状のない段階での早期発見・早期治療により大きく健康を損なうことなく社会復帰ができる体制が徐々に築かれつつあります。

心臓病や脳卒中を引き起こす原因となる動脈硬化は、高血圧症・高脂血症・糖尿病や喫煙習慣などのいわゆる生活習慣病によってその進行が早まります。それ自体には何の症状もない生活習慣病が、サイレントキラー(静かな殺人者)といわれるのはそのせいです。そして、ある日突然心筋梗塞や脳卒中といった重篤な、人生そのものを奪ってしまうような疾患を引き起こすこととなります。

当院の心臓ドックでは、この動脈硬化の進行度という点に焦点をあてて検査を組んでいます。胸痛・息切れ・動悸・下肢の冷えなどの自覚症状のある方には通常の外来診療の受診をお勧めします。私たちがこの検診を最もお勧めしたいと考えるのは、生活習慣病の指摘は受けているが、定期健診以外の検査を受けておらず、自覚症状はないが自分の血管の状態が気になるという方々です。


検査は、通常の定期健康診断では行わない専門検査4つを柱とします。

1 脳梗塞の大きな原因の一つとなる頸動脈の動脈硬化の有無を診る頸部血管超音波検査
2 心臓の動きや心臓弁膜症の有無を診る心臓超音波検査
3 四肢血圧を測定し、血管のつまりの有無と血管の硬さを診る動脈脈波検査
4 首の付け根から足の付け根まで撮影し、心臓をはじめとする内臓や大動脈の動脈硬化の状態と、肺の状態を観察するCTスキャン

これで、受診した方の検査時点での動脈硬化の状態や、追加の精密検査を必要とするかどうかはほぼ判定できます。心電図検査は全員に行いますが、採血や尿検査は最近6か月以内のデータのない方と、希望する方だけに施行させていただきます。

問診では仕事内容、食事習慣や運動習慣なども伺います。異常を発見して、ことさらに恐怖をあおるのではなく、検診を受けた方が、結果を今後の生活の参考として活用していただけるような検診になればと担当一同願っております。