ただでは起きない

2021/04/05 (月)

それなりに気を付けていても,いろいろな失敗は避けにくいところです.
その都度「あー,ああすればよかった」と後悔するわけですが,それこそが大切なことで,足りなかったこと気づかせてくれる材料になります

先日,手にしていたカギが傘を持ったあと急になくなる失敗がありました.
落としたにしては音もせず,床にもなく,一緒に持っていた紙袋(写真)の中にも入っていません.
あちこち探しても見つからず,四次元空間にワープしたのではないかとあきらめかけた時,ふと空にした紙袋をひっくり返してみたら,チャリーンとカギが床に落ちました.
なんと,破れないように二重にしていた紙袋の隙間に落としたカギがジャストミートで入り込んでいたのでした…
おかげで,もし次に同じようなことが起これば,確実に紙袋の隙間もチェックできます(笑).

「転んでもただでは起きない」は好きな言葉で,失敗の度にこれを口ずさんで,「おかげで次は防げます」と感謝の気持ちに切り替えるようにしています.
例えばコロナ禍は日常生活に大きな制約を生じましたが,みんなが消毒を心がけたことで,この冬はインフルエンザをはびこらせずにすみました.
これも「ただでは起きない」を生かせた成果と思ってます.

院長職として毎年4月には病院の運営方針を唱えていますが,こんな世情ですので令和3年度のスローガンは「回復と進歩」に決めました.
コロナ禍の「転倒」から回復を図りながら,「ただでは起きず」に衛生対策を進歩させることで,新年度の診療もさらに充実させていきたいと意気込んでいます!