ネウシトラウ

2022/12/19 (月)

毎年,年の瀬が近づく度に「あっという間の一年」という感覚がますます強まっている感じがします.
まるでレコード盤のように,だんだんと一周が短くなっていくイメージです(若い世代にはレコード盤自体を連想しにくいでしょうが)
時間がどんどん速くなる…
その原因は,時の流れへの「慣れ」が影響していると思っています.

たとえば,始めての道は周りをよく見ながら慎重に進みますから結構長く感じられます
一方,日頃から通り慣れた道は気楽に進めますから割と短く感じます.
時間も同じで,1年という季節の移ろいをすでに59回も体験したことで,「通り慣れた道」のようにスイスイとやり過ごせているのかもしれません.

でも,この3年は時間の流れが遅く感じられたことが時々ありました.
理由は「コロナ」です.
スタッフや知人が感染する度に,無事に復帰いただけるか心配する時間がとても長く思えました.
幸い,重症化する方が減って不安を感じる期間は短くなりましたが,時の流れが気の持ちようで変化することを改めて痛感しました.

思えば,おととしネズミのように世の中にはびこったコロナウィルスは,昨年,ウシが踏み荒らすようにこれまでの社会の風習を押しつぶしました.
そして今年は,トラが吠えるような勢いで第6波,第7波と感染が激増し,おだやかな時間の流れをゆがめました.
でも,ネウシトラの次はウサギです.
来年こそホップ,ステップ,ジャンプでコロナの波状攻撃をうまく飛び越えながら,軽快に時間の流れを駆け抜けていきたいところです.
ちょうどよく,ウサギ年生まれの私ですから(笑).