”お買いもの”への誤解?

2020/12/06 (日)

買い物気分がかき立てられる季節になりました.
コロナ禍とは言え,街はクリスマス商戦ですし、最近は”ブラックフライデー”とやらで11月末から購買意欲が焚き付けられます.

そんな中.先日外来の診察で老夫婦のご主人がこう言って嘆いてました.
「妻の買い物が遅くって.その上,結局買わなかったりするのでイライラします...」
そうなんです.得てして男性は女性の”お買いもの”を誤解しがちです.

”獲物を捕らえる”ことを習性とする”男性”にとって,買い物とは目指すものを”買う”ことです.
ところが,”子供を見守る”ことを本質とする”女性”は,店に並ぶ品々を”観察する”こともまた”お買いもの”なのでしょう.
そこで,それに付き添う男性は「これは狩りではなく見回りである」と自分に言い聞かせて,内なる狩猟本能をおとなしくさせることが大事だと思ってます.

ちなみに,レディーファーストの英語圏では,昔からその道理がわかっていたんでしょうね,.
遅まきながら気がつきましたが,”買い物”は”buy(買う)-ing”ではなく”shop(店)-ping”ですから!