監督とキャプテン

2020/11/06 (金)

 先日,久しぶりに河野理事長の手術で助手を務めさせてもらいました(写真①).実は昔,まだ医者4年目の頃ですが,日立市の病院で同じように河野理事長の助手を務めながら脳外科手術のイロハを学びました(写真②).おかげでピンチにもくじけない脳外科根性を鍛えてもらえましたが,その28年後に理事長&院長という立場で再び手術に入れるとは当時夢にも思いませんでした.そういう意味でも,今の状況に感謝しながら診療を続けていますが,私達二人の序列は,”ラグビーの監督とキャプテン”に似ていると勝手に思っています.
 野球と違って,ラグビーの監督は試合が始まるとスタンドから全体の流れを見守ります.そしてキャプテンは監督からたたき込まれた指示を基に臨機応変にチームを引っ張ります.当院も,河野理事長がブレインピアグループ全体の戦略を練り,私が院内で戦術を施しながら,脳卒中や心臓病との闘いに敗れることのないよう日夜奮迅しています.
 ちなみに,何とかキャプテンの役割を果たせているのは,熱心で活気あるチームメイト達の支えがあるからです.だからこそ,リーチ・マイケルがキックではなくスクラムを選んで勝利をもぎ取ったように,判断力を研ぎ澄まして監督の采配とチームの活躍に貢献していきたいと心から願っています.