2026/01/22 (木)
年末の大掃除での出来事です.
院長室でイスに乗って本棚の上を拭いていたら,急に転げ落ちて後頭部を切ってしまいました.
どうして?って思ったら,イスが少し古かったこともあって,支柱の1本が折れたせいでした.
出血を押さえながら急患室に行き,当直医に縫合してもらえましたが,驚きつつも優しく介抱してくれたスタッフ達が手前味噌ながら天使に見えました(笑).
幸いキズも順調に治りましたが,これまでたくさんの方の頭皮を縫わせてもらったものの,自分の頭皮を縫ってもらったのは初めてです.
洗った時とか,枕に触れたときとか,頭のキズってこんなに痛いのかと改めて痛感しました.
手術の後,どうしてもキズは痛むものですが,外科医は「手術したから当たり前」という気持ちを抱きがちです.
もちろん患者さんも,治療のためですから仕方ないということはわかっているでしょう.
でも,病気が原因でも治療が原因でも,痛いものは痛いわけで,理由に関係なく和らげてほしいと願うのは当然のことです.
むかし先輩から「手術の後は痛がっている方が患者の意識が確認できて好都合」と教わりましたが,とんでもないことだったと思い直しています.
ちょっと切って縫っただけでもこれだけ痛いのですから,病気による頭痛だけじゃなく,手術による痛みにも思いやりの気持ちを高めながら,2026年もしっかりと治療に携わっていきたいと思っています.