ほほえみは人のためならず

当院から車で東に30分くらい行くと「ブレインピアひたちなか」という関連クリニックがあります．
最近，熱心な新院長が就任し，私も診察に行っていて，近隣の皆さんに受診いただけていますが，気に入っているのは隣に”スタバ”（Starbucks coffee）があることです．
味も割と好みなのですが，どの店もスタッフがよくほほえんでくれるのでいつも感心しています．
もちろん営業目的もあるのでしょうが，忙しくても積極的にほほえむことで，スタッフ自身のストレスを緩める効果も得られているんじゃないかと想像しています．

やさしい笑顔があれば，言葉がなくても相手に親しみや信頼を感じてもらいやすくなります．
一方，意識的にほほえむと，自分の気持ちも自然にほぐすことができるように感じます．
まさに「情けは人のためならず」と同じで，ほほえみは自分のためにもなる一石二鳥の強力アイテムです．

医療においても，笑顔は治療の気持ちを高めるのに大事な役割を果たします．
実際，東大などの研究によると，笑わない高齢者は脳卒中が1.6倍，心臓病が1.2倍多くなるそうです．
だからこそ，脳と心臓の専門病院である当院は，笑顔のやり取りで病気の治療を手伝いながら，しっかりほほえんで自分たちの多忙な気持ちも癒やしていくことが大切だと思っています．