あえて手段を目的化

2022/03/25 (金)

前回,目的と手段を取り違えないことをお勧めしましたが,内容によってはあえて手段を目的にした方が早道の時もあります.

たとえばダイエット.
「体にいいからやせよう」という目的を果たそうとすると,その手段であるダイエットでつまづいてしまいます.
なので,「食べない」ということを目的にして話を単純にします…
実際,満腹よりはある程度空腹でいた方が,体が刺激されて生命力が高まることが報告されています.
ぐーっとお腹がなった時,いま肝臓が働いて体に溜め込んだカロリーを活用してくれているいるんだなぁと快感に思い込むことで,空腹を喜ぶようにします.
そうすることで,結果として「体にいいからやせよう」という目的も達成されます.

もちろん,言うほど簡単なことではありませんが,ただお腹が空いてつらいって思うよりは,我慢できる気持ちが高まるように思います.
実際,私はその方法で3年前に8キロ痩せることができました(笑).

禁煙も同じで,体にいいからやめようと思っていると,なかなか喫煙の誘惑には打ち勝ちにくいということを私も経験しています.
ニコチンの中毒を抜くという手段を目的にして全力を傾けることで,結果として禁煙が達成できるように思います.

目的を持つことは大事ですが,それが遠いところにあるとたどり着くまでに力尽きるので,目の前にある手段を目的にしてしまうことで,乗り越えやすくしちゃいましょう!