外 来
外来では問診や診察、検査介助、救急をはじめエリアスタッフと協力して様々な業務を担っています。また、看護外来や継続看護を含め、病棟と連携して入退院支援にも力を入れています。患者さんやご家族が安心して受診ができ、早期に治療が開始できること、疾患があっても安心して自宅での生活が継続できるよう介入しています。
2019年に「一次脳卒中センター(PSC)コア施設」に認定されてからは、超急性期脳卒中患者さんのt-PA静脈療法や機械的血栓回収療法が速やかに実施できるように救急体制を整え、日々、自己研鑽しながらスタッフ一同頑張っております。
手術検査
手術室・血管撮影室・救急外来
当院の手術室は、手術室、血管撮影室、救急外来を統合し、各スタッフが業務を分担し、日々対応しております。
手術室は、脳神経外科、心臓血管外科、年間約500例の手術を行い、血管撮影室は脳疾患、心疾患に対応し、年間約800件の血管撮影治療をおこなっております。また、救急外来は脳疾患、心疾患に24時間対応し、年間約1,000件の受け入れを行っております。
手術、血管撮影検査を受ける患者さんには、安全・安楽で質の高い専門的看護が提供できるように看護の質の向上に努めています。また、緊急手術、定時手術で不安を抱えた患者さんに術前訪問、術後訪問を通して寄り添う看護を提供しています。緊急手術、緊急血管撮影検査、緊急外来対応も多く、日々緊張感がありますが、スタッフが協力し、力を出し合い、多職種との連携を大切にする職場風土作りをしております。
病棟
循環器科病棟
循環器病棟は循環器内科と心臓血管外科の病棟です。CCUも併設しており、急性心筋梗塞や急性大動脈解離で緊急手術が必要な超急性期の患者さんや心不全を繰り返している慢性期の患者さんなど様々な病期の方が入院しています。そのため看護師にも術後管理から退院後の疾患管理指導まで循環器の幅広い知識や技術が必要になってきます。心臓は怖い、難しいと思われがちですが、医師をはじめ、経験豊かなスタッフが丁寧に教えてくれるアットホームな職場です。ペアナース制を導入しており、スタッフ同士のコミュニケーションを大切にしながら看護を行なっています。循環器ナースとして患者さんの苦痛を最小限にし、退院後も安心して過ごせるような関わりを目指しています。
脳外科病棟
脳外科病棟は超急性期を脱した脳卒中や脊髄疾患、顔面痙攣や三叉神経痛の術前・術後の看護ケアを提供しています。
いずれも意識障害や高次脳機能障害、麻痺や失語など身体機能に障害を生じた患者さんが多く入院しています。障害に向き合いリハビリに懸命に取り組む患者さんの姿を日々目の当たりにし、回復する過程に関わる事ができ、やりがいを実感できる病棟です。
脳外科は怖い、難しいと思われるかもしれませんが、スタッフの笑顔が絶えない明るく楽しい病棟です。
また、多職種と連携を図り、病棟内だけでなく外来への継続看護を含めた退院支援にも力を入れ、患者さんとご家族に寄り添った看護の提供を心がけています。
SCU
多職種連携を重視し、24時間チームで脳卒中発症直後の患者さんに対応しています。脳梗塞では血栓溶解法(t-PA)・血栓回収術、くも膜下出血では開頭術・血管内塞栓術等の高度急性期医療の看護を実践しています。脳卒中はある日突然発症し、患者さんは今後の生活や思うように動けなくなった手足を実感し、大きな喪失感を受けます。病状変化を早期に察知するための観察や処置に追われながらも、家族背景を考慮しながら、患者家族の不安に寄りそう看護を目指しています。また、疾患の受容や理解を促すためにも内服自己管理や血圧手帳指導を早期に開始し、自己健康管理への指導教育も積極的に行っています。
脳外科病棟とは、部署間のローテーションを実施し、超急性期から急性・回復期まで病期にとらわれず看護実践できるよう、エキスパートナースの育成に努めています。
ナースエイド
病 棟
ナースエイドは、患者さんのベッド周囲の環境整備やシーツ交換、ベッドメーキングや物品の補充などをしています。看護師と一緒に検査や手術の患者搬送や、状態が安定している患者さんの入浴介助や食事介助なども行います。
更に、脳や心臓疾患のことを看護師から教えてもらい、患者さんを観察する力も身につき、気付きが異常の早期発見につながる時もあり、とてもやりがいのある仕事です。
外国人技能実習生も2年目となり、日本語も更に上達して、楽しく仕事をしています。
また、新たにナースエイド補助スタッフが加わり、雑務が削減されたことで、患者さんに寄り添う時間が増えました。
中央材料室
中央材料室は、病院内の手術や検査、その他様々な処置に使用した医療器材の洗浄から滅菌までを一括して行っています。洗浄、消毒、乾燥、滅菌の一連の工程はとても重要で、患者さんに使用されることを考えながら緊張感をもって器械を取り扱っています。業務は特殊ではありますが、責任がありとてもやりがいのある仕事です。
看護体制・看護方式
看護体制:7:1
固定チームナーシング、継続受け持ち制
電子カルテ導入、病棟クラーク配置
勤務形態
7.5時間/日、変則2交代制
日勤 9:00~17:30(部署により変更あり)
夜勤 17:30~9:30(部署により変更あり)
ワークライフバランス
多様化された勤務
院内保育あり 
夏休み・冬休み・春休み中の学童保育の開設あり
スタッフ:夏休み・冬休み各5日間
施設基準(看護関連)
急性期一般入院料7対1
急性期看護補助体制加算(25対1看護補助者5割以上)
夜間100対1急性期看護補助体制加算
看護職員夜間配置加算(12対1、配置加算Ⅰ)
入退院支援加算Ⅰ
夜間看護体制加算
救急搬送看護体制加算