1	地域医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後速やかに診療（t-PA静脈療法を含む）を開始できる。
2	頭部CTまたはMRI検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である。
3	脳卒中ユニット（SCU）を有する。
4	脳卒中診療に従事する医師（専従でなくてもよい、前期研修医を除く）が24H/7Ｄ体制で勤務している。
5	脳卒中専門医1名以上の常勤医師がいる。
6	脳神経外科処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある。
7	機械的血栓回収療法が実施できることが望ましい。

1	一次脳卒中センター（PSC）に認定されていること。
2	日本脳神経血管内治療学会の脳血管内治療専門医と3学会認定の脳血栓回収療法実施医が合計して常勤3名以上であること。
3	血栓回収治療実績が年間12例以上あること。
4	自施設において24時間365日、血栓回収治療に対応可能であること。
5	脳卒中相談窓口を設置する事。

脳卒中（脳梗塞、脳出血、くも膜下出血）患者さんの発症直後からの適切な治療とリハビリテーションを計画的に行う脳卒中専用の治療室です。 当院は開院時よりSCUとしての運用は行っておりましたが、令和3年5月より厚生労働大臣の定める施設基準に準拠した施設となりましたので、新たなSCUとして本格稼働することとなりました。SCUとしては、茨城県内最大の9床のベッドを設置し、脳神経外科の経験のある医師が24時間365日常駐しており急性期の脳卒中患者さんを受け入れる体制を整えております。
また、2019年9月に日本脳卒中学会より「一次脳卒中センター」の認定を受けており、脳卒中急性期症例受け入れ態勢のさらなる充実を目指します。
専門チームは脳神経外科専門医、看護師（脳卒中リハビリテーション看護認定看護師）、薬剤師、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、放射線技師、医療ソーシャルワーカーなどの多職種で構成されており、それぞれの専門知識や技術をいかして連携したチーム医療を行うとともに、急性期治療から慢性期治療に至るまでの円滑な移行をサポートします。

医師
脳神経外科専門医が24時間常駐しているため、急性期の脳卒中に対して的確に取り組むことができます。

看護師
SCUでは常に患者さん3名に対して看護師が1名以上配置されており、手厚い看護を提供することができます。

薬剤師
脳梗塞の超急性期治療薬「ｔ-PA製剤」について、適切かつ安全に使用できるよう管理しております。

リハビリテーション科
SCU入室初日からほとんどの患者さんに対して、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士が積極的にリハビリに介入しております。

放射線科
脳卒中に対しての診断については画像検査（MRI／CT）が必須となります。当院では24時間365日いつでも画像検査ができるような体制を整えております。

MSW
脳卒中は突然に発症する事が多く、患者さん本人やご家族においては病気以外にも様々な心配事を抱えることがあります。当院ではそのような心配事に対して安心して治療に専念できる様に、相談担当として医療ソーシャルワーカーを配置しております。