脳神経外科
対象疾患と診療内容
脳神経外科では、以下のような脳・神経系の疾患を中心に診療しています。手術、脳血管内治療を中心とした外科診療を主体としています。
脳梗塞
脳血管の動脈硬化をきたした部位にできた血栓(血の塊)、あるいは心房細動などにより心臓にできた血栓(血の塊)により、脳の血管が詰まり脳が壊死することを脳梗塞といいます。
症状
~主な症状としては~

手足から力が抜ける
顔面や手足などに麻痺やしびれがでる
呂律がまわらない
言葉がでてこない
文字が書けない
物が見えにくい 二重に見える


などの症状があり、突然症状が出るケースがほとんどで、場合によっては一時的に治まる事もあります。脳梗塞は早期受診が大きな鍵となりますので症状が出た時点で早急に受診する事が重要です。
脳梗塞については次の3タイプに分類されます。
心原性脳塞栓症
心臓にできた血栓(血のかたまり)が流れてきて、太い血管が詰まっておこる脳梗塞
治療
超急性期 血栓を溶かす治療(t-PA)、血管内治療(血栓回収療法)が有効な場合もあります。
急性期 脳梗塞による脳の腫れ(脳浮腫)を軽減するための薬物療法を行います。
慢性期 脳梗塞の再発を防ぐため、薬物を用いて血栓の形成を制御します。

t-PA(血栓溶解)について
発症から4.5時間以内の急性期脳梗塞に対して行われる治療法で、t-PAという薬剤で血管内に詰まった血栓を急速に点滴で溶かす治療となります。日本では2005年10月に保険認可され、「発症から4.5時間以内に治療可能な虚血性血管障害で慎重に適応判断された患者に対して強く勧められる(グレードA)」とされています。また2019年3月には「発症時間が不明な時でも、一定の条件下ではこの治療を考慮してもよい(グレードC)」が加わりました。
血管内治療(血栓回収療法)について
おおむね8時間以内に治療を開始する治療法で、カテーテルを用いた血管内治療です。ステントという網のような機器を詰まった血管の中で広げて血栓をからめ取る治療法となります。最近の国際的な大規模研究によると、上記のt-PA療法に加えて血栓回収療法を行った場合、t-PA療法単独の場合より良好な回復が得られると明らかになっております。
アテローム血栓性脳梗塞
太い血管が動脈硬化をおこして細くなったり、詰まったりしておこる脳梗塞
治療
狭窄が軽度な場合又は大きな潰瘍がない場合 血小板凝集を制御する薬物療法を行います。
狭窄が高度な場合又は大きな潰瘍がある場合 アテローム(脂肪の塊)を摘出する手術(内膜摘出術)が行われます。
ラクナ梗塞
細い血管が詰まっておこる脳梗塞
治療
薬物療法として高血圧の治療や抗血小板剤の投与が行われます。
手術実績件数(令和2年1月~12月)
t-PA(血栓溶解療法) 26件
経皮的脳血栓回収術 29件
動脈血栓内膜摘出術 17件
経皮的頚動脈ステント留置術 25件
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診療科目 脳神経外科
診療時間
【午前】9:00~11:30(受付時間 8:00~11:30)
【午後】13:00~16:00(受付時間 11:30~16:00)
休診日 土曜日 日曜日 祝日 年末年始(12/30~1/3)
※診療時間外の緊急・急患については必ずお電話にてお問合せください。
※15歳未満(中学生以下)の方については小児科受診をお勧めしております。
※当院にはじめて受診する方についてはインターネットによる初診受付サービスのご利用ができます。